西武が序盤の大量失点で7カード勝ち越しなしとなった。先発十亀が、同点とした直後の3回に暴投や自身の一塁ベースカバー遅れでの適時内野安打などで一挙4失点。今季ワーストの5回途中6失点でKOされた。打線は5回に金子侑、6回に竹原と2ラン2発で追い上げたが届かなかった。

 田辺徳雄監督(49)は終始厳しい表情で、独り相撲の十亀に苦言。「同点に追いついて反撃ムードの中で4点取られて。ガクッとなる。ベースカバーの遅れは、過去何度もある。去年の2ケタ(勝利)がフロックと言われないようにしてもらいたい」と厳しかった。

 2敗目を喫した十亀は「投球以外のミスで自分を苦しめてしまいました」と唇をかみしめた。