日本ハムが、拙攻の連続で勝利を手放した。

 1回に幸先よく先制も、4回無死一、二塁の追加点のチャンスでレアードが3球三振。続く谷口は二ゴロ併殺打に倒れた。流れを引き寄せられないまま同点とされ、迎えた8回2死二、三塁の勝ち越し機。主砲中田が痛恨の空振り三振。試合後は無言を貫き、移動のバスに乗り込むほど後味の悪い打席になった。

 9回無死一塁では代打大野がバント失敗。なお1死一塁で、浅間が外角いっぱいのボールに食らいつこうとしたが、空振り三振。ヒットエンドランで二盗へ走りだしていた一塁走者の大累が、盗塁死でダブルプレーに沈んだ。

 栗山英樹監督(55)は「勝てなくて申し訳ない。あれだけ好機をつぶせば、流れは向こうにいく」と、浮き彫りになった敗因を悔やんでいた。