広島下水流昂外野手(28)がプロ初のお立ち台に上がった。第一声で「初めまして!」と叫ぶと、雨の中観戦した2万6025人から大歓声が上がった。最後に締めを求められると「絶好の野球びよりに観戦していただき、ありがとうございます。明日も勝つ!」と笑わせた。

 写真撮影に入ると、パネルの裏側に隠れていた鈴木からウオータークーラーに入った水を掛けられる歓喜の「誠也シャワー」を浴びた。鈴木にとっては慣れた作業のはずだが、寒さで手元が狂ったか頭ではなく、左肩だけにかかる“アクシデント”。頭に来いよとリアクション。また球場を沸かせた。

 緒方カープに、また誕生したヒーローに、真っ赤な雨がっぱが大きく揺れた。