「早実・清宮VS東大・宮台」の世代を超えた注目対決に、異例の“場外バトル”が勃発だ。8月27日に開催される「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表対大学日本代表」(QVCマリン)の応援団として、高校側は習志野(千葉)吹奏楽部、大学側は東京6大学野球応援連盟が参戦することが16日、分かった。

 高校代表VS大学代表の試合は昨年に続いて2度目だが、応援団同士の「対戦」は初めて。習志野の吹奏楽部が大音量で奏でる応援歌「レッツゴー習志野」は、高校野球ファンにはたまらない甲子園の風物詩になっている。全日本吹奏楽コンクールでも金賞の常連の実力派。対する東京6大学野球応援連盟は、神宮で鍛え上げた各大学の応援歌で、球場を盛り上げていく。

 高校代表は、高校通算49本塁打に伸ばした早実(西東京)清宮幸太郎内野手(2年)に加え、ドラフト候補の横浜(神奈川)藤平尚真投手(3年)らが候補に挙がる。今日17日から選考合宿を行う大学代表は、東大のインテリ左腕、宮台康平投手(3年=湘南)が、東大勢33年ぶり2人目の代表入りを狙うなど、中京学院大・吉川尚輝内野手(4年=中京)らドラフト候補がズラリとそろう。激戦必至の試合に加え、両チームのスタンドからも目が離せなくなりそうだ。