日本ハム大谷のリーグ戦再開“開幕”は、打者出場になる可能性が出てきた。次回登板は26日オリックス戦(京セラドーム大阪)が濃厚で、前々日となる24日の同カード初戦(ほっともっと神戸)は本来なら投手調整期間だが、栗山監督は「週末(打者で)使えないか考えている。中1日でいかせたこともある」と、強行出場を示唆した。

 二刀流の有効活用を模索している。リーグ戦再開後は27日の月曜日から西武戦(札幌ドーム)が始まる変則の6連戦。これまでのように、日曜日に登板し、平日のカードは3戦とも打者で出場することが難しい日程で、指揮官は「どうしたら一番(出場できる)数が多いのか…」。5連勝と本来の姿を取り戻してきた投手に加え、打率3割3分6厘、9本塁打と結果を残す打者としても貴重な戦力。最大限に生かせる起用法を検討している。

 前日19日に右足すねに自打球を当てた大谷だが、この日は「大丈夫です」と、通常通りメニューをこなした。栗山監督は「1日、2日様子を見て」。明日22日に予定されている全体練習まで状態をチェックしながら、最適なプランを探す。