オコエは基礎から勉強中! 24日の首位ソフトバンク戦に「1番中堅」で先発予定の楽天オコエが21日、梨田監督から送球の基礎をたたき込まれた。茂木とのキャッチボール中に、「ちょっと待った」と監督が登場。「こうやって握るんだ」と約10分間、ボールの握り方を指導された。

 梨田監督 少年野球教室みたいなものだよ。茂木もそうだけど、キャンプの時にルーキーの送球を見ていたら変な握りだった。1度ちゃんと教わるといい回転で投げられるからね。

 現在のコリジョンルールでは、走路をふさがない正確な本塁送球が重要となる。リーグ戦再開までの4日間を利用して、短期集中講座を開講した。オコエは「細かい部分を教えてもらった。何球か、いい感じで投げられました」と振り返る。以前から監督に「ツーシームではなく、きれいなフォーシームを」と指摘されてきた部分を再確認した。

 持ち味の守備走塁をさらに磨き上げ、打率も残して1番定着を狙う。「1番はまだ勉強中。打率と出塁率を上げなきゃいけない。結果を出したいです」と誓った。初戦の和田は3月のオープン戦で完璧に封じ込まれた相手。成長した姿を結果で見せる。【松本岳志】