最下位に低迷するオリックス西名弘明オーナー代行兼球団社長(71)が7日、福良淳一監督(56)の来季続投を支持する考えを明かした。まずは苦境の中で若手の起用が目立つことに「福良監督も長い目で、来年をみすえて登用しているんだろう」と言及した。

 ただ福良監督は1年契約。来季の去就は未定だ。だが西名オーナー代行は「監督が来年をみすえる余裕はあるのか?」と質問されると、「あるよ」と言い切った。さらに監督を長く任せる意思を問われて「もちろん。絶対!」と強い口調で続けた。

 監督人事は宮内オーナーの専権事項ながら、オーナー代行の発言は続投に追い風となる。6月中旬も瀬戸山球団本部長が「僕の中では福良さんには来年もやってもらうつもり」との私案を明かした。フロントの中では「来季も福良監督」との認識で一致している。

 この日はクラークが出場選手登録を抹消され、今季の新外国人5人全員が2軍という異常事態に陥った。昨年に続くチームの不振は、現場だけでなく編成を担当するフロントの責任が大きい。常に優勝争いするチームに変貌するためには、長期的な視野での抜本的改革が必要となる。