阪神西岡剛内野手(31)が「左アキレス腱(けん)断裂」で負傷交代した。

 巨人16回戦(甲子園)の2回裏2死三塁で同点適時打を左翼線に放ち、一塁に達する直前にベース付近で倒れ込んだ。担架で退場した。尼崎市内の病院で受診し、左足アキレス腱の断裂と診断された。今後、精密検査を受ける方向だが今季絶望の重傷を負ってしまった。

 病院へ行くためにベンチ裏から現れた西岡は車いすに乗っていた。左足首をサポーターで固定していた。タオルで顔を覆い隠すしぐさにショックの大きさが表れていた。

 後半戦のキーマンとして指揮官から期待され、3試合連続で1番を任された西岡が球場を去って、チームは巨人にワンサイドゲームで完敗。この日は2安打と、2戦連続のマルチ安打を刻んだ。貧打で敗れ去り、その存在の大きさが浮き彫りになった。金本監督は試合直後に「昨日3安打で今日は2安打だからね。痛いというか、ちょっと心配だね」と振り返った。借金はワーストの13となった。