西武高橋光成投手(19)が自身6連敗で7敗目を喫した。1、2回は無安打の立ち上がりをみせるも、1点リードの3回2死三塁から本多に高めに抜けたフォークを左前に運ばれ同点。5回は1死走者なしから今宮に抜けたスライダーを左翼テラス席に運ばれた。

 これまで6回の1イニングだけで計18点を失ってきた(登板12戦)が、その6回を投げることなく5回2失点で降板。「浮いた変化球が多く、それを打たれてしまった。全体的にコントロールミスが多かった。投げミスがないようにしないといけない」と唇をかみしめた。

 7月に入っての15試合で、チーム勝利数はわずか4。さらに、そのうち先発投手の白星は岸しかない(2勝)。打線も2得点に抑えられての逆転負け。借金が今季ワーストの15に膨らんだ田辺徳雄監督(50)は、「(高橋光は)何とか試合をつくってくれたけど…。(中継ぎ陣が6回に3失点し)今日は違う形の6回になってしまった」と厳しい表情だった。