日本ハム中田翔内野手(27)が、首位攻防戦で幸先よく先制2ランを放った。

 1回2死一塁の先制機。ソフトバンク和田の初球、外角高めに浮いた140キロの直球を完璧に捉えた。

 「ベタ張り」と読みは的中。バックスクリーン下のホームランテラス席のネットではずむ先制の16号2ラン。7月27日西武戦以来の価値ある一撃で、普段はポーカーフェースを貫く主砲も興奮気味にダイヤモンドを一周。「ヨッシャー」と叫び、三塁側ベンチのチームメートとハイタッチした。

 「いい感じにしっかり振れたかな。有原がマウンドに上がる前に先制できてよかったね」と、同郷広島の後輩を頼もしく援護した。