勇者の魂が泣いている。オリックスが、日本ハムに今季ワースト19安打を浴び12失点で大敗した。初回、先発ディクソンが中田、レアードに1発をくらって6失点。その後も塚原、八木がレアードのエジキにされ、3本塁打を含む5安打7打点と食い散らかされた。

 福良監督も「特定の選手にやられすぎ。バッテリー含めて反省点」と嘆くしかない。この日は、89年から2年使用した「オリックス・ブレーブス」の復刻ユニホームで臨み、阪急時代からの人気マスコット「ブレービー」も復活。試合前のトークイベントでは、阪急黄金期のエースだったOB会長の山田久志氏(68=日刊スポーツ評論家)も登場して盛り上げた。

 山田氏は、低迷する現状に触れ「ヤジってもらってもOK。シビアに厳しく。高給取りは特にね。それで選手は発奮する」と、ファンに異例のお願い。ブレーブスのユニホームが悲しげだった。