阪神金本知憲監督が、残り11試合が若虎の“選別サバイバル”になると予告した。

 「例えば若手で言えば中谷、原口、坂本、板山、梅野、北條たちが、ここからの11試合でどれぐらいのものを見せてくれるか。それで来年に対する期待も変わる。差別化されていくわね。そのことはよく分かってもらいたいね」。

 「来年、この選手は使えそうもないとか判断されていく。あと1年かかるのか、2年かかるのか、3年かかるのか…。言葉は悪いけど一生無理だなとか、そう見られる11試合になる。投手も一緒。若手は最後の最後まで勝負です」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─残り11試合の戦い方

 金本監督 普段通りに、勝つためにやるだけですよ。そこは全く変わらない。

 ─集大成の戦いになる

 金本監督 今年はうちの野球、目指すことができなかった。(福留、鳥谷、西岡、ゴメスの)4人を中心として、若手がしっかりアピールしてついていくというね。主力の不振が一番ね。西岡のケガとか、出てきた若手が数名…。どういう野球をするっていうのはなかったね。やりたい野球はあったけど。やりたい野球と現実が出る選手によって全く違った。4月に横田や江越がいた時はどんどん足で攻めていけた。でも2人が2軍に落ちて代わりに原口とか中谷とか、足がAランクでない選手が出始めると足を使った攻撃ができなくなった。選手もグルグルかわったから、どういう野球をするかという方向性がなかったね。