DeNA三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見し、今季限りで現役を引退することを発表した。三浦はプロ通算25年で通算172勝183敗。昨年、プロ野球記録に並ぶ23年連続勝利を達成し、今季は球界最年長選手としてシーズンに臨んだが、ここまで0勝2敗だった。

 三浦は代名詞のリーゼント姿で登場。会見冒頭で「私、三浦大輔は今シーズン限りで引退します」と表明した。「高校を卒業して、大洋ホエールズに入団して今年で25年目。25年間本当に横浜の街で育てられて、ここまでやってこられました。うれしかったこと、苦しかったこともいろいろありましたけど、本当にいつもみなさんに支えられて1歩ずつ進んでくることができました。昨日CS出場も決まり、自分の気持ちも、今シーズンを全うして終わろうとやってきましたので、残りシーズンもう少しありますけど、1日でも長く今のユニホームを着て、今の選手たちと戦えるようにやっていきたい。いろんな思いもありますけど、感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。

 引退の理由については「勝てなくなったからです。引退という文字は数年前から頭にありましたけども、先発で勝てなくなったらやめると決めていた。今年初登板で打たれて、そのあと8月まで声がかからず、そのときにはほぼ気持ちは固まっていました。ただ、もう一度勝負したいという気持ちがあった。9月の頭に甲子園での先発を言われて、それまではまだ球団には言わずにおこうと決めていました。そういう感情抜きに、真剣に勝負したいと言うことで、そのときには勝とうが負けようが、今シーズンで引退しようという気持ちもありました。言いたいけど言えないもやもやがありました。家族にも相談しましたが、最終的には自分で決めました」と話した。

 プロ25年を振り返り「もうダメかなと思って、2軍にいてテレビで試合を見ているときも(言葉を詰まらせ)18番のユニホームを着て応援してくれるファンを見たら、絶対戻るんだと思って頑張ってきた。あの応援があったからここまでやってこられた」と話した。

 また、三浦の功績をたたえ、これまで背負ってきた背番号18を「横浜ナンバー」と定め、今後ふさわしい選手が現れるまでは空き番号として、球団、三浦が協議して継承していくことも発表された。

 ◆三浦大輔(みうら・だいすけ)1973年(昭48)12月25日、奈良県出身。高田商から91年ドラフト6位で大洋(現DeNA)入団。97年最高勝率、05年最優秀防御率と最多奪三振。昨季、山本昌、工藤と並ぶプロ野球記録の23年連続勝利を達成。今季24年連続安打を達成し「プロ野球投手による安打を放った最多連続年数」としてギネス世界記録認定。通算172勝183敗、防御率3・58(20日現在)。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。