21日のソフトバンクとの天王山初戦で9勝目を挙げた日本ハム大谷翔平投手(22)が「3番DH」でスタメンに名を連ねた。登板翌日に野手としてスタメン出場するのはプロ4年目で初。栗山英樹監督(55)は「全ての可能性を考えている」と話していたが、勝てば優勝マジック「6」が点灯する一戦で、これまで避けてきた起用を決断した。

 21日のソフトバンクとの天王山初戦で9勝目を挙げた日本ハム大谷翔平投手(22)が「3番DH」でスタメンに名を連ねた。登板翌日に野手としてスタメン出場するのはプロ4年目で初。栗山英樹監督(55)は「全ての可能性を考えている」と話していたが、勝てば優勝マジック「6」が点灯する一戦で、これまで避けてきた起用を決断した。

 1回の第1打席は2死無走者の場面。カウント1-1からの3球目、外角への147キロ直球を逆らわずにはじき返して、左前打を放った。

 第2打席は3回先頭で回った。カウント1-1からの3球目、119キロのカーブをとらえたが右飛に倒れた。

 第3打席は5回2死無走者の場面。8球粘って四球を選んだ。得点にはつながらなかったが、3者凡退で終わらせなかった。

 第4打席は7回1死無走者の場面。左腕の森福との対戦で、内角高めの130キロ直球をバットを折りながら右前へ運んだ。この日、2安打目でチャンスメーク。直後に中田が25号2ランを放ち、本塁に生還した。

 第5打席は8回2死一塁の場面だったが、空振り三振に倒れた。