25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた広島が、日本ハムとの決戦のため、チャーター機を飛ばす計画が16日、明らかになった。初のCS突破から一夜明け、マツダスタジアムのグッズ売り場には午前10時の開店前からファンが列をつくった。興奮冷めやらぬ中、球団史上初のプランが判明。この日までに日本航空と契約していた。予算は約1000万円程度とみられる。

 マツダスタジアム-札幌ドームの距離は陸路なら1760キロ以上。日本シリーズ史上、もっとも遠距離の対戦となる。広島-新千歳間の路線は航空各社合わせて1日2便。混雑の可能性や警備を考慮し、チャーター機を発注した。マツダスタジアムを訪れた守護神中崎は「チャーターなら移動しやすくていいですね」と早くも笑顔だ。32年ぶり日本一へ、フライト準備が整った。【高原寿夫】