オリックスからドラフト8位で指名された立大・沢田圭佑投手(22)が29日、都内のホテルで仮契約を結んだ。契約金2000万円、年俸700万円(金額は推定)で、背番号は「49」に決まった。

 大阪桐蔭では阪神藤浪とともに12年の甲子園春夏連覇に貢献。立大でも1年春から活躍し、東京6大学リーグ通算22勝を挙げた。ユニホームに袖を通した沢田は「驚くような球はないし、飛び抜けた才能もない。1日でも早く戦力になれるよう、地味に頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。同席した由田慎太郎スカウトは「数々の修羅場をくぐってきたメンタリティーと、駆け引きのうまさを持っている」と評価した。

 豊富な経験と強気な投球スタイルが売りの沢田だが、交渉の席では「(契約書の)割り印を間違えて押してしまって、メンタルをやられました」と苦笑いした。