今秋ドラフト候補の大阪ガス・岸田行倫(ゆきのり)捕手(20=報徳学園)が兵庫・西宮市の同社グラウンドで始動した。岸田は高校時代は遊撃、捕手、抑え投手の三刀流をこなし、3年夏に高校日本代表に選ばれた。大阪ガス入社後は捕手1本で力を伸ばし、1年目の15年秋に正捕手の座をつかんだ。「社会人は、会社を背負っているという責任感があり、1試合にかける思いが強い。そんな世界で野球をやって、投手としっかりコミュニケーションを取る能力を伸ばすことを心がけてきました」と語る。

 今年は、高校時代も夢見たプロへの解禁イヤー。今年の1字に「挑」を選び「チームの日本一と、プロへ挑戦したい」と目指す目標を掲げた。