中日は6日、獲得が明らかになっていたエルビス・アラウホ投手(25=マーリンズ)とホルヘ・ロンドン投手(28=ホワイトソックス傘下)との契約成立を正式発表した。ともにベネズエラ出身。

 メジャー2年で72試合登板のアラウホは左投げ左打ち。年俸8000万円プラス出来高払い。背番号49。身長2メートル、体重125キロの巨漢で、今季のNPBで最重量投手になる見通しだ。「日本の野球のレベルは高いと聞いているが、自分の力を精いっぱい出してチームに貢献したい」。日本のアニメをテレビを見るのが趣味で、特にドラゴンボールが好きだという。「チャンスがあれば漫画家の鳥山明さんにお会いしたい」と愛知県に住む作者との対面も希望した。

 メジャー13試合登板のロンドンは右投げ右打ち。5000万円プラス出来高払い。背番号91。186センチ、99キロ。160キロ近い速球を武器とする。「日本でプレーしたいと思っていた。チームの勝利に貢献できるよう頑張る」。

 西山球団代表によると、ともに最初はリリーフ候補としてスタートするが、アラウホは先発挑戦にも意欲を示している。適性やチーム事情を踏まえながら2人の役割を決めるという。