ヤンキース田中将大投手(28)が、今月下旬に、楽天の後輩とともに仙台市内の被災地にある小学校を訪問する。同行するのは自主トレを共に行う楽天則本、松井裕、釜田、辛島ら。田中の発案で実現したもので、子どもたちに笑顔を届けるとともに野球の普及活動も兼ねる。田中は、楽天球団を通じて「僕が行動することで元気や笑顔を届けられるのであれば、とてもうれしいです。また、野球の楽しさや素晴らしさを伝えられる機会にもなればと思っています。今から楽しみです」とコメントした。かねて被災地訪問を続けてきたが、自主トレ組との参加は初めてとなる。

 当日は子どもたちとのふれあいイベントや、給食を共に食べるなどで交流を深める。則本は「田中さんからは技術だけではなく、取り組む姿勢であったり、立ち居振る舞いなど、たくさんのことを学ばせていただいてますし、尊敬しています。今回もこの活動のお話を聞いて、すごく重要なことだと思いましたし、ぜひ一緒にやらせて欲しいとお願いしました」。来年以降も継続して行う予定という。野球を通じて、東北の子どもたちを元気にしてみせる。