日本ハムのドラフト2位石井一成内野手(22=早大)が、2月1日から始まる米アリゾナキャンプへの参加が濃厚なことが15日、分かった。新人野手が1軍スタートとなれば、10年加藤政義以来7年ぶりとなる。即戦力の呼び声も高い新戦力は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレでも、軽快な動きを披露。アクシデントがなければ、若手主体となるアリゾナ組として球春を迎えることになりそうだ。

 今季の新人選手の1軍キャンプ抜てきについて、栗山監督は「本当は全員(国内に)残しておきたいけど、チーム事情で」と、可能性を示唆していた。内野手では飯山や田中賢らベテランは沖縄・国頭で始動予定。アリゾナでは実戦2試合が予定され、うち1試合は紅白戦。試合を組める野手をそろえておく必要もあり、守備力に定評のある石井一に白羽の矢が立った。

 この日は新人合同自主トレ後に室内練習場で「2017年度新入団選手歓迎式典」に出席。1年目の決意を漢字一文字で「成」と色紙に記し、「プロの世界で成長できるように」と意気込んだ。まずは異国の地で、目標達成のスタートを切る。【木下大輔】