ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(32)が28日、日本での7年目のシーズンに向けて成田空港に来日した。

 手荷物検査に時間を取られて予定の飛行機に乗れず、出発が約2時間遅れるアクシデント。到着すると、日本語で「めっちゃ、疲れた」と苦笑いした。

 WBCのオランダ代表に選ばれている主砲は、引き締まった体に順調な調整をうかがわせた。「頂点が自分たちの目標。チームは前回より強化されている」と、前回大会の4強を超える成績に自信を示した。2次リーグで日本と対戦する可能性があるが「当たりたくない」と、思わず本音を漏らした。

 今季の目標を聞かれても恒例のリップサービスは封印。「ケガなくチームに貢献したい」と謙虚だった。