ソフトバンク和田が3日、捕手の先生役になった。ブルペン投球が終わると、受けた高卒3年目捕手栗原に歩み寄ってアドバイス。どんどん熱が入り、ホームベース前で栗原と一緒に捕手の構えをしながら話した。和田は「この時はこうした方がいいよ、もっとよくなるよと構え方について話した。ブルペンじゃないと彼らと話す時間がない。キャンプ中しかできないこと」と説明。途中から清水バッテリーコーチも加わって3人でよりよいキャッチングについて話し合った。58球の投球練習は栗原にとっても大きなものとなった。

 昨季は開幕から斐紹と組んだ。配球面などいろいろ指導したが、斐紹は1軍に定着できなかった。現在B組で調整する高谷、鶴岡に続く捕手育成はチームの最重要課題。A組には栗原、斐紹のほかに甲斐、張本の4人。いずれも経験が少なく、和田を受けるブルペンが大きな成長の場となる。