日本ハム栗山英樹監督が日系人強制収容所跡地を訪問した。「日系人野球の父」故銭村健一郎氏が、手作りの野球場「ゼニムラ・フィールド」を建設した場所。

 「先が見えない生活を送っていた方々に野球が楽しみを与えていた。野球って、思っていたとおり、すごい。苦しいとかつらいとか言っちゃいけない。野球をやれるのは幸せなこと」。

 記念碑の英文字の中に、「GAMAN」という表記を見つけ「我慢はテーマなのかも。やっぱり我慢し続けるしかない」。リハビリを続ける大谷についてもいまは耐える時期。「みんなが世界一になるかもしれないと思っている選手。今がよければいいということではない」。

 「野球をやれるのが当たり前になっているけど、しっかり感謝したい」。故銭村健一郎は広島生まれ。「広島で日本一になったことも含めて、何か不思議なものを感じる」。