西武のドラフト1位今井達也投手(18=作新学院)が、20日ぶりにブルペン入りした。2軍が韓国プロ野球ハンファ2軍と練習試合を行った、高知市営球場の敷地内のブルペンで、立ったままの捕手相手に30球を投じた。完全非公開だったが、本人は「悪くはなかった。あまり力を入れすぎないように気をつけた」と振り返った。

 昨年の夏の甲子園優勝投手は、高卒新人としては球団6年ぶりにキャンプ1軍スタート。しかし初日の1日にブルペンで29球を投じた直後、右肩の張りを訴え離脱。都内でのMRI検査の結果、右肩関節唇の炎症との診断が下され、2軍で調整をしていた。

 投球練習に立ちあった西口コーチは「いい球を投げていた」と太鼓判を押したが、一方で「今後は決めていない。あわてても仕方ない。本人が投げたいのは分かるけど」と慎重。渡辺シニアディレクターも「今井に関してはいつまでにというものはない。とにかくじっくりやってほしい」と話した。