今秋ドラフト候補に挙がる国士舘大・椎野新投手(3年=村上桜ケ丘)が23日、社会人野球の鷺宮製作所とのオープン戦で今季初の実戦マウンドに上がった。

 初回は1死から中前打を浴びたが、外角140キロの直球で遊ゴロ併殺。2回は4番からの好打順を3者連続三振に抑えた。この日の最速は142キロをマークし、スライダー、カーブも交えた。

 村上桜ケ丘高(新潟)時代は「越後のダルビッシュ」と呼ばれ、県内屈指の好投手で注目された右腕。194センチの長身から最速145キロの直球を軸に、カーブ、スライダー、フォーク、ツーシーム、チェンジアップなど5種類の変化球を投げ分ける。今春リーグ戦での1部昇格を目標に掲げるエースは「今日は真っすぐで空振りが取れたので、感覚が良かった」と振り返った。