WBCベネズエラ代表で右腕を負傷したソフトバンクのロベルト・スアレス投手(26)が17日に神奈川県内の病院で精密検査を行い、右前腕部の軽度の肉離れと診断された。

 球団トレーナーは「これから数日の経過を見てからになりますが、1カ月から、それ以上はかかると思います」と話し、しばらくはリハビリを行うこととなった。

 スアレスは12日(日本時間13日)に行われたWBC1次ラウンドD組メキシコ戦に2点ビハインドの8回に登板。1死を奪った後、レアード(日本ハム)に対し、フルカウントとした後、右肘に異常を訴えて交代。14日に出場登録メンバーから外れ、16日に来日した。当初、現地では右肘靱帯(じんたい)の断裂かという情報も飛び交っていたが、靱帯には異常はなかった。最悪の事態ではなかったとはいえ、今季も8回を任せるはずだった最速161キロ右腕の離脱は、大きな痛手となった。