広島野村祐輔投手(27)が21日、マツダスタジアムで行われたウエスタン・リーグ阪神戦に先発した。6回98球を投げて、4安打1失点。順調な調整ぶりを見せつけた。

 序盤2回まで3三振を奪った。3回に3安打を集中され1点を失うも、この日精度が悪かったチェンジアップを積極的に投じるなど意図のある投球となった。6回無死一、二塁では精度の上がったチェンジアップで三振を奪うなど、後続を断った。

 「今日はカットボールが良かった。左打者のインサイドに投げられていた。(今季初登板の)1試合に合わせるのではなく、シーズンに向けて調子を上げていけるようにしたい」

 今季初登板が濃厚な開幕2カード目の初戦、4月4日の中日戦(ナゴヤドーム)へ向け、来週もウエスタン・リーグ(ソフトバンク戦)で調整登板する見込み。