巨人が逆転負けで5連敗を喫した。1点リードの8回にマシソン、9回には守護神候補の新外国人・アルキメデス・カミネロ投手(29=マリナーズ)を起用。右肩の違和感で離脱中の沢村が開幕に間に合わないケースを想定した継投だったが、ここまで4試合で無失点だったカミネロがボークも絡んで2失点し、逃げ切りに失敗した。

 開幕前の失敗は、糧にすればいい。カミネロはピンチや接戦での登板がなかっただけに、高橋由伸監督(41)は「今までこういうケースがなかったし、いいんじゃないですか」と前向き。村田真ヘッドコーチも「1点差でクリーンアップを迎えてというのは今までなかった。次に生かしてくれればいいんじゃないかな」と期待した。カミネロは「(ボークの場面は)急ぎすぎた。(セットポジションで)通常より早く動いてしまった。(開幕前の)今、起きて良かった。学習したい」と誓った。