阪神新井良太内野手(33)がオープン戦最終試合でも代打安打を決め、開幕1軍スタートを決定づけた。

 8回1死から代打登場。オリックス沢田の外角カットボールに食らいつき、遊撃強襲の内野安打。これでオープン戦打率3割8分5厘、2本塁打、6打点。金本監督からは「余裕を持っているね。首の皮2枚つながった。今日も打ったし、2・5枚ぐらいか」と評価された。

 「練習から強いゴロを打っていこう」という片岡打撃コーチの教えを意識して、好調をキープ。シーズンイン後は代打だけでなく、三塁先発の機会もありそうな情勢だ。新井は「与えられたところでしっかり結果を出すだけ。できる限りの準備をして、というのは2月から変わらない。あと5日間、しっかり練習して準備したい」と気を引き締めた。中堅組が意地を見せている。【佐井陽介】