新球場建設を検討している日本ハムは13日、札幌市内の球団事務所で札幌市の秋元克広市長から建設候補地の提案書を受け取った。

 札幌市からは同市北区の北大の敷地と、同市豊平区の学校法人「八紘(はっこう)学園」周辺の2カ所が提案された。

 提案書を受け取った島田利正球団代表は「率直に、ご提案をいただきまして非常に光栄です。ありがとうございました。わざわざ市長がいらしてくださって、感謝いたします」と謝意を述べた。秋本市長は「プロスポーツが持っている地域に根ざした文化、財産を、さらにまちづくりの中で生かしていきたいという思いの中で、多くの市民の方が札幌市内で建設して欲しいという思いも踏まえた提案をさせていただきました」と、話した。

 昨年12月には新球場誘致に名乗りを上げている北海道・北広島市が「きたひろしま総合運動公園」予定地内を候補地として提案書を球団に提出。実務者レベルの協議も始めており、札幌市も球団と4月中には実務者協議を開始する運びとなった。