7年ぶり日本球界復帰した日本ハム村田透投手(31)が粘投も、初白星はお預けとなった。

 1回から2者連続四球など荒れ気味も、踏ん張りピンチをしのいだ。2回は3者凡退。3回も2四球でピンチを招いたが、無失点で切り抜けた。2点リードの4回。この日5つ目の四球が絡み1死一、三塁から、左前適時打を浴び失点した。4回2安打1失点、5四球で降板。勝ち投手の権利を得られなかった。

 07年大学・社会人ドラフト1巡目で巨人入りも、1軍登板なく10年限りで退団。海を渡り、米インディアンスで5年間プレーした。日本復帰後、中継ぎ登板2試合を経ての初先発は悔しさが残った。「慎重さもありましたけど、今まで短いイニングしか投げてこなかった。仕方ないですけど、言い訳にはしたくない。自分の力不足です」と反省していた。