阪神がセ球団で今季初めて広島に勝ち越した。金本知憲監督(49)は打順変更や早めの継投策が的中。8回には糸原の二ゴロを巡り、抗議するなど、打倒広島に激しく動いた。終盤に競り勝ち、首位広島に2・5ゲーム差に迫った。試合後の談話は以下の通り。

 -広島に勝ち越した

 金本監督 今日の試合は僕の中で、すごくポイントになる試合と思った。よかったです。

 -原口がよく打った

 金本監督 ああいう場面で、食らいついて、ヒットを打ってくれる。そこが原口の一番いい所。信頼して、5番バッターで使っている。本当によく仕事をしてくれた。

 -1番に糸原を使った

 金本監督 左の中継ぎがいないし、ズラッと左を並べてね。高山もあまり調子が良くないんでね。昨日の糸原の振りの速さに期待して1番で起用した。

 -能見は5回1失点

 金本監督 立ち上がり、四球を出したり、いい当たりされたり、どうなるかと思ったが、途中から修正してくれた。5回1失点は、今の広島相手に十分だと思う。

 -桑原が好リリーフ

 金本監督 完璧なリリーフだった。右がズラッと並んでいたのでね。ここは桑原に2イニング、行ってもらおうと。完璧なピッチングだった。

 -8回に糸原の二ゴロで抗議した

 金本監督 セーフだよ、あれ。セーフでしょ?