中日の4年目鈴木翔太投手(21)がプロ初勝利した。

 落ち着いた立ち上がりを見せ、5回まで無失点。その間に味方の援護が6点あった。6回はロペスに2ランを浴び、さらに招いた2死一、三塁で降板。このピンチは岩瀬がしのいだ。5回2/3を8安打2失点、プロ最多の9三振を奪った。

 雨の中、ウイニングボールを一塁ベンチの前で39歳荒木から受け取った。ヒーローインタビューでは「すごくうれしいです。時間はかかりましたけど、4年目で1軍の部隊で勝てたのは一番うれしい」と笑顔だった。

 静岡県浜松市出身。聖隷クリストファー高から13年ドラフト1位で中日入りし、これがプロ3度目の先発、10度目の登板だった。