今季8度の先発はすべてクオリティー・スタート(6回以上、自責3以下)。防御率1・98。これだけの成績を残しながら中日ラウル・バルデス投手(39)の白星はまだ1つだ。

 6回1失点と試合を作ったが、2番手岡田が7回に3失点で逆転を許した。109球を投げたバルデスは、まだ投げたそうな顔で交代を受け入れていた。またも不運に見舞われた左腕は「ボール自体は悪くなかったと思う。最初は高かったけど、試合の中で修正できて、何とか1点に抑えることができたよ」と振り返った。