阪神大和がビッグプレーだ。

 9回1死から、荒波が右中間を破った。これを最深部で糸井が処理。中堅の定位置近くまでバックアップしていた大和に送球した。大和はこれを捕球するや、スナップを利かせたスーパークイックかつ、約50メートルもの距離を低いレーザービームで三塁にストライク送球。荒波を完全アウトのタイミングで刺すと、金本監督も驚きながら両手をたたいた。「ああいうところしか見せ場がないですから」。8回の打席では3球三振に倒れたが、守備固めとして見事に本領を発揮した。