日本ハムが、復調の契機にしたい交流戦初戦でつまずいた。DeNA1回戦(札幌ドーム)は、今季5度目の完封負け。栗山英樹監督(56)は「点を取らないと勝てない。しっかり取れるようにやります」。4位で並んでいたオリックスが勝ったため、5位に順位を落とした。首位楽天とのゲーム差は今季最大の14に広がった。

 得点機は下位打線に巡った。田中賢、大田の連打でつくった2回1死二、三塁の好機は、石井一が三邪飛、清水が三ゴロに倒れた。DeNAの内野陣が失点を覚悟し通常シフトを敷く中で、無得点に終わった。4回も1死一、二塁で再び石井一、清水が凡退。結果的に5回以降は打線が沈黙。8回に10打席ぶりの安打を放った近藤が、唯一の走者となった。

 試合前、指揮官は「今日から9月終わりの戦いをする」と宣言した。連覇を目指すためには、すでに限界点に達している。セ・リーグと戦う18試合が、ペナントレースの行方を大きく左右する。中田は不調を脱せず、大谷もケガで欠く状況だが、チームは正念場を迎えている。

 今日31日は、2年ぶりの白星を目指して、斎藤がマウンドに上がる。栗山監督は「こういう状況、とにかく勝つしかない。信じてます」。予告先発が発表された5回終了時には、スタンドから拍手と歓声が起きた。球場全体を巻き込み、反攻のきっかけをつくり出したい。【本間翼】