DeNAアレックス・ラミレス監督(43)が、ドラフト1位東克樹投手(22=立命大)の開幕ローテーション入りに“内定”を出した。

 19日、横浜で開催されたセ・リーグファンミーティングに出席。同監督はデビュー戦について「この日に投げるとは言えないけど、開幕戦ではない4日間のどれかに投げる可能性はある。ローテに入らない理由は見つからない」とマウンドに送り出す考えを明かした。

 30日から始まるヤクルトとの開幕カード3連戦と、阪神2連戦(4月4日、同5日)でデビュー戦を迎える。同監督は「ローテ的に次の週のカードも影響する。阪神かヤクルトを決めるのも、そういうことも考えないといけない」と見据える。

 同イベントの壇上では、昨季のチーム最多勝投手であるプロ3年目の今永昇太投手(24)を比べ「今の時点では今永の1年目よりいい」と、ポテンシャルを評価した。同じドラ1で左腕と共通点のある2人。2年前を思い出しながら「今永は当時3つしか球種がなかった。直球とスライダー、チェンジアップ。チェンジは精度があまりよくなくて、ストライクからストライクに入っていた。今の東は直球が速く、チェンジも落ちる。スライダーもいい。インサイドにも投げられる。全体的に上」と実力を認める。

 直近の実戦登板となった日本ハムとのオープン戦(11日)では先発で4回2/3を投げ、無失点だった。開幕までもう1試合は登板する予定だが「1軍のオープン戦に投げるのか、2軍で投げるのか。どちらかになるが、今の時点もピッチングを十分見せてもらっているので、どちらになっても特に問題はない」と信頼を寄せた。