明大が法大にサヨナラ負けを喫し、V逸が決まった。3点を追う9回、勝利への執念を示し、渡辺佳明遊撃手(4年=横浜)の適時打で同点に追いついたが、9回2死一、二塁から、竹田祐投手(1年=履正社)が法大・中村浩人捕手(4年=多良木)にサヨナラ打を浴びた。

 今季の開幕戦は、同大OBで中日、阪神、楽天で監督を務め、1月に死去した星野仙一氏の追悼セレモニーが行われ、選手たちは大先輩の思いを胸にプレーしたが、リーグ優勝を届けられなかった。善波達也監督(55)は「優勝を目指してやってきましたけど、残念な結果に終わって、申し訳ないです」と頭を下げた。