張本勲氏が15日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演し、12年ぶりにオールスターゲームのマウンドに立った中日松坂大輔投手について厳しい見方を示した。

 ファン投票で選出された松坂は13日に行われた第1戦で、全セの先発として登板した。先頭打者の全パ西武秋山に右翼へ本塁打を浴びる立ち上がり。その後、2番ソフトバンク柳田は三振に仕留めたが、3番日本ハム近藤に安打、4番日本ハム中田には死球を与え一、二塁のピンチを背負うと、5番オリックス吉田正に中前に運ばれ2点目を奪われた。2死までこぎつけたが、7番の西武森に右翼へ弾丸ライナーの3ランを浴びた。

 張本氏は「あんな姿を見たくないね。惨めだね。彼のいい時を知っているので。ファン投票1位だったから仕方ないけど。引退間際の力の衰えた選手を見たくない」。さらに関口氏が「見たいというファン心理もある」と言うと、「それは本当のファンじゃない」と突き放した。