「ポスト筒香」ことDeNA細川成也外野手(20)が宜野湾キャンプの2日、フリー打撃で45スイング中8本の柵越えを記録した。

1本はバックスクリーンの最上段へ。ロングティーでは、場外に運ぶなど、破壊力満点の打球を飛ばした。打撃ケージの後ろから見つめたラミレス監督は「今まで見た中で一番状態がいい。例えば、梶谷をセンターにした場合、細川のライトもある。ロペスの後を打つ7番も可能性はある」と開幕スタメンの可能性も示唆した。

名伯楽と安打製造機の言葉を胸に、3年目のシーズンに挑む。田代1軍打撃コーチからは「秋のキャンプから、早めに待って、ボールを待つことを教えてもらって。『いい形になっている』と言ってもらった」。オフの自主トレをともにした西武秋山からは「『ヘッドが入らないように』と『体の軸を後ろにするように』の2点を言ってもらった」と、再浮上のきっかけをもらった。

17年、プロ初打席初本塁打の衝撃デビューを飾ったが、2年間でわずか13試合出場と伸び悩んでいる。「3年目のキャンプ。この年で駄目だったら、駄目と思っている」と決死の覚悟で生まれ変わる。【栗田尚樹】