プロ野球の実行委員会は11日、東京都内で行われ、球界全体の収益構造の見直しを検討し、オールスターゲーム、アジアシリーズなどの開催方法については廃止も含めて協議した。

 オールスター戦について、阪神の沼沢正二球団本部長は「交流戦があって、価値が薄れている」と議論の対象になったことを明かした。2012年までは開催地が決まっているが、最近はテレビ視聴率も低迷しており、見直しが必要とされた。

 昨年赤字決算となったアジアシリーズについては、巨人の清武英利球団代表が「やめること(を望む意見)が多数を占めた」と説明。一方で、国際試合は必要との意見も根強くあり、詳細は明らかにされなかったが、巨人からは代替案が示された。7月のオーナー会議までに方針を固める。

 [2009年5月11日20時57分]ソーシャルブックマーク