巨人の高橋由伸外野手(34)は29日、甲子園球場で、慢性的な痛みを抱える腰の手術に踏み切る意向を明らかにした。来季中の復帰を目指す。30日に出場選手登録を外れ、9月にも行う手術の準備に入る。

 28日に今季初めて1軍に昇格し、阪神戦で代打出場(三振)したばかりだった。高橋由は「ここまでやってきたが、腰が良くない状態になっている。2軍の試合に出る前から、コンディションが上がってこなければ、そういう方向(手術)になると考えていた」と話した。

 高橋由はここ数年、持病の腰痛に悩まされ、2年前には北京五輪アジア予選の日本代表入りを辞退し、昨年も日本シリーズを欠場した。昨オフは手術を選択せずに筋力で補強する道を選んだが、今季はプロ12年目で初めて開幕1軍から外れ、その後も2軍で調整を続けていた。

 [2009年8月29日21時5分]ソーシャルブックマーク