広島梵英心内野手(29)がプロ初の盗塁王獲得を狙う。30日はコンディショニングのためマツダスタジアムを訪問。今季は不動のリードオフマンとして活躍し、盗塁数はリーグトップの35個をマークする。2位の横浜石川(33個)と一騎打ちの様相を呈している。盗塁王に輝けば、広島勢では97年緒方以来となる。それでも「周りが言うほど、自分では気にしていないのが本当のところ。いい位置にいるので(タイトルを)とりたいのはありますが、試合展開のほうを見てしまいます」と冷静そのもの。31日の中日戦(ナゴヤドーム)は今季初の月間勝ち越しをかけた1戦になる。「1試合1個という気持ちはあります」と話すように、持ち前の機動力で勝利に貢献する構えだ。

 [2010年8月30日19時15分]ソーシャルブックマーク