<楽天1-4オリックス>◇17日◇甲子園

 オリックス西勇輝投手(20)が7回3安打1失点でプロ3年目で初勝利を挙げた。初回に犠飛で先制点を許した以降は、140キロ中盤の直球と鋭いスライダーを軸に、松井稼頭央内野手(35)を含めて左打者6人を並べた楽天打線に仕事をさせなかった。2回以降に得点圏を走者を許したのは1度だけ。「最高の気持ちです。負けが続いていたので前の日に(捕手の伊藤)光さんと連敗を止めようと電話で話していた。躍動感があったというか、楽しかったし、笑って投げられた」。マウンドでも絶やさなかった笑みをヒーローインタビューでも振りまいた。日本ハム斎藤佑樹投手(22)に「西のゆうちゃん」も続き、チームの連敗を3で止めた。