<西武1-4巨人>◇31日◇西武ドーム

 巨人が、「2点の壁」を突き破った。6試合2点以下が続いていたが、7回に長野久義外野手(26)の2ランで逆転すると、8回に坂本勇人内野手(22)の犠飛、9回にも阿部慎之助捕手(32)の適時打で4点目をマークした。7試合ぶりに2点の呪縛から解き放たれた原辰徳監督(52)は「打線は、少ないチャンスの中で効果的に点を重ねることができた。長野の一発ももちろん大きいけどね。その前の回の、古城の守備っていうのがね、偶然ではないような気がしますね。必然的なもので、守りのリズムを攻撃にっていうね。そういう点では古城のあのプレーが長野の本塁打を生んだといっても、可能性としてはあると思いますね」。6回2死二塁、西武中島の三塁線の打球を横っ跳びで捕球し三ゴロにしたベテラン古城茂幸内野手(35)の守備を絶賛した。