<楽天2-4日本ハム>◇8日◇Kスタ宮城

 日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、無情のKOを食らった。5回までに中田翔外野手(22)が4打点を挙げる活躍もあり、援護を受けたが、生命線の制球が乱れる苦しい内容。リードが3点差に広がった直後の5回に1点を失い、なおも1死満塁のピンチを招いたところで、梨田昌孝監督(58)に降板を告げられた。あとアウト2個で4勝目の権利を手にしていただけに、無念の様子だった。

 4回1/3を5安打5四球で2失点と、本領発揮できずに反省しきり。「前回同様にコントロールに苦しみ、リズムを悪くしてしまいました。指にかかった時はいいボールがいっていた感覚がありましたが、少し力みがあって制球を乱してしまいました。野手の皆さんに援護してもらいながら、先発の役目を果たせず悔しいです」と悔いていた。