<楽天4-4オリックス>◇8日◇Kスタ宮城

 9連勝中のオリックスは今季6度目の引き分けとなった。1回2死無走者から5連打で3点先制。このまま押し切るはずが、2回に先発西勇輝投手(20)が変調した。1死から連打と四球で満塁とし内野ゴロで1点を返され、聖沢諒外野手(25)には同点の2点適時打。けん制悪送球で二塁に進め、松井稼頭央内野手(35)にも適時打と一挙4点を失った。その後は同点に追いつき、9回は守護神岸田護投手(30)が無死満塁のピンチを何とか乗り越えた。

 岡田彰布監督(53)は「自分の失敗、引きずってしまうやろ。だからビッグイニングになるんよ」と西の投球に不満。3回以降は無失点と立ち直り、7回4失点の内容にも「遅いやんか。追い越されとる。ホンマなら交代よ。3回以降で投げれるんなら、1イニングずつ(普通に)投げな」と手厳しかった。