<ヤクルト2-1DeNA>◇16日◇神宮

 DeNA中畑清監督(58)が、監督として初の退場処分を受けた。同点に追いついた7回無死二塁。森本の送りバントをヤクルト七條が三塁へ送球し、判定はアウト。二塁走者筒香の足が先にベースに届いたと見えたため、猛然とベンチを飛び出し抗議した。白井コーチ、高木ヘッドコーチらが間に入るも、深谷三塁塁審に腹で体当たりを繰り返し、暴力行為で退場を宣告された。ベンチ裏へ下がる際も納得いかず、帽子をグラウンドにたたきつけて悔しがった。退場は巨人の打撃コーチだった1994年以来、2度目。中畑監督は球団を通じて「(筒香の)足が入っているように見えた。迷惑をかけておわびしたい」とコメント。

 監督代行を務めた高木ヘッドコーチは「完全にセーフでしょう。あんな大事なところでやるかね。間違えて、どっちが退場しなきゃいけないかということ。あれを見られないようじゃ困る」と、悔しさを代弁した。試合は、この抗議直後の7回裏に決勝点を奪われ敗戦。引き分けを挟んで6連敗となった。