来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の山本浩二監督(66)が6日、初陣となるキューバ代表との強化試合(16日=福岡ドーム、18日=札幌ドーム)の代表メンバー29人を発表した。日本一の巨人阿部慎之助捕手(33)、中日井端弘和内野手(37)ら実績ある各球団の主力のほか、若手主体のメンバーになった。

 山本監督は「若い選手も入っていますし、そして国際試合の経験のない選手もたくさんいます。その選手たちにとっては非常にいい経験になるんじゃないかなという気がします」と奮起に期待。来年3月のWBC第1ラウンドで同組のライバル相手だが「こうだったらこうだ、とか最初から考えずに、やっぱりガチンコで」と先入観を捨て、真っ向からぶつかる決意を見せていた。