<オープン戦:広島6-5DeNA>◇10日◇周南

 日本ハムから移籍したDeNA土屋健二投手(22)が、6四球の大乱調で、先発ローテーション入りをアピール出来なかった。

 オープン戦初先発で、1回にいきなり2安打2四球から2失点。2回こそ3者凡退に抑えたものの、3回には3四球を与え、4回の先頭打者を歩かせた時点で降板を命じられた。予定の4イニングを投げきれず、「立ち上がりから四球、四球で完全に自滅です」と唇をかんだ。

 先発左腕として期待していた中畑監督も「話にならない」とばっさり。けん制悪送球もあっただけに、「キャッチボールが出来ない状況の投手ではね…。全く自分の力を出せないで終わっている。先発どうこうというレベルじゃない。目が点でしょ」と嘆くしかなかった。